“覆面を脱ぐ” のが転機に 自分をさらけ出すようになってブレイク

リング上で覆面を脱ぐ(2009年)
転機は2009年―。試合に敗れ、覆面を脱いだのです。

自分をさらけ出した本来のキャラクターが、ファンに受けてブレイクしました。多くのプロレス団体から全国各地の大会に呼ばれるようになりました。

パロマさんにはもう一つの顔があります。2016年からメキシコ料理店「アカプルコ」を経営。自ら厨房に立ち、プロレス修業時代に覚えたメキシコ料理を再現しています。

3歳のとき、パロマさんとプロレスごっこをしていた長男の走さんも大学生となり、店でアルバイトをしています。

長男 熊谷走 さん
「レイパロマに会いに来る人がほぼ毎日いて、(パロマさんが)いてもいなくても。そういうのを見ると愛されているな、すごいなと思います」

プロレスファンや料理の味を求めて来る人はもちろんですが、一番の魅力はパロマさんの人柄です。

常連客
「やっぱりメキシコ料理って言ったらアカプルコよね」
パロマさん
「そうですよねー」
常連客
「パロマさんの人柄ありき、料理ありきみたいな、おいしい」
パロマさん
「ぼくは料理も好きですけど、やっぱりこうやってお客さんがね、おいしいって言ってくれるのが一番うれしいですよね。そのためにやってるようなもんで、プロレスもそうですよね」

パロマさんのプロレスデビュー24周年を祝う記念大会が迫っていました。