国内外から援助を受け懸命な救護活動が続けられた病院…。1956年、世界で初めて被爆者専門の医療施設、広島原爆病院が設立されます。

広島赤十字病院と統合後も被爆者の健康管理や病気の診断、治療に力を注いできました。1993年、診療に使われていた本館は老朽化により取り壊されます。そして、その一部が被爆の記憶を伝えるため残されました。

広島赤十字・原爆病院 古川善也院長
「原爆の実情、実相ですね。後世に残していくというのが1番大きな役割になるのではないかと思います。それができるのは、広島と長崎の医療機関だけです」