日差しが出れば余裕で猛暑日の暖かい空気に覆われ続ける

来週、西日本の上空下層(上空1500メートル付近)には21℃以上の空気が入ってきます。この上空1500メートルの気温というのは、地上の気温を大きく左右する気温で、21℃以上というのは平年に比べて2~3℃以上も高く、晴れて日差しがあれば地上で35℃を軽く超えるような暑い空気に覆われる予想です。
今週はとにかく命の危険を伴うような、ホントにヤバい「酷暑」となるおそれがあります。上空が高温の空気に覆われるということは、昼間の猛烈な暑さだけでなく、夜間の気温の下がりも鈍いということです。沿岸部では連日最低気温が28℃前後までしか下がらない予想です。当然、夜間の熱中症にも警戒が必要です。

ここ最近では、熱中症で亡くなる人の数は、全国で年間1000人を超えています。数十人がなくなるような大雨災害が起こればそれはおそらく特別警報が発表されるような大規模な豪雨災害となりますが、暑さでは毎年それを大きく上回るような犠牲者が出ています。今週は災害級の“猛烈な暑さ”に厳重に警戒してください。