予想されていた酷暑 広島でも初めて40℃迫る!?

先週木曜、気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表しました。7月31日ころから平年を大きく上回って、その時期としては“10年に一度レベル”の「かなりの高温」になる可能性が高まっているとしています。

この「早期天候情報」は、1週間程度先に、顕著な高温(低温)が予想される場合に注意喚起を促すために出す情報です。実はこの情報は7月22日(月)にも発表されていて、「7月28日ごろからの5日間は『かなりの高温』になる可能性が高い」として注意を呼びかけていました。

今週は気象庁が事前に注意を呼びかけていた“顕著な高温の時期”に突入して、これまでよりさらに「酷暑」となるおそれがあるのです。

ウェザーマップが発表している広島市中区の16日間気温予想を見てみると、今週だけでなく、来週にかけても「酷暑」が続く予想です。

さらに沿岸部に位置する広島市中区よりも気温が上がりやすい、安芸太田町加計や府中市といった内陸部の16日間予想を見てみると、39℃や40℃といった予想数字も並んでいます。ブレ幅では「42℃」などという数字も見えています。

これまで広島県内で観測された最も高い気温の記録は1994年7月に広島市安佐北区三入のアメダスで観測された38.9℃です。アメダス観測網が整備されたのは1970年代後半ですが、気象庁の観測で広島県内では過去に39℃以上を観測したことはありません。もしかすると今週は、初めて39℃以上を広島県内で観測する可能性があります。