広島土砂災害は来月、発生から10年になります。被災地の公園では地元の小学生たちが慰霊の思いを込めて花の苗を植えました。

広島市安佐南区の緑井第八公園には地元の緑井小学校の児童、約120人が集まりました。慰霊碑を前に黙とうを捧げたあと、小学生たちは災害の記憶を風化させず、たくさんの花とともに慰霊の日を迎えようと、マリーゴールドの苗をていねいに植え付けました。

広島市立緑井小学校 立畑結衣 さん
「亡くなった人がこんなにいるんだなと思い、悲しい」

山田実岬 さん
「亡くなった人たちが空から見てきれいだなって思ってもらえるような花を植えました」

広島土砂災害では関連死を含めて77人が犠牲になりました。このうち公園のある緑井地区では、土石流が流れ込むなどして11人が亡くなりました。

公園では8月20日、犠牲者を追悼する『ろうそく供養祭』が開かれます。