カープの1番バッターとして厳しいプロの戦いの中で、それでも “ぶれない秘けつ” とは…

秋山翔吾 選手
― 毎日、ピッチャーが崩しにくる中で一番思う形を記録するのに映像なのか、言葉なのか、イメージなのか、人の言葉なのか…
「できる限り自分の言葉、自分の感覚で戻すっていうのが有効ですよね。基本的には試合が終わって家に帰ってというか、ホテルに戻ったときには日記をつけていて、結果と、あんまり詳細に書きまくっているかっていうと、そうじゃないんですけど、書いたことが次の日にパッと『そんなこと書いたな』って結びつけば、練習の方向性がまた変わってきたりとか…。打席のイメージだけだと、やられたボールばかり意識するので。そういう意味では『カウント球で手が出せなかったかな』とかは言語化して、自分の手で記録してという感じですね。

― ここから夏もありますし、非常にセ・リーグは競っています。どんなところが大事になってくる? ここを大事に戦いたいという個人的な思いは?
「もう夏みたいなもんですけどね…。だいぶ暑い。でも、なんとなく5月の前半からチームとして勝つ形っていうのが、たぶん個人個人が見えているというのはすごく感じていて、やっぱり点を取って勝ちたい。そういう試合を増やしたい」

「ただ、先発が特に、中継ぎもをずっとがんばってくれている中で、1番(打者)としては責任というか、毎回、苦しいところで投げてもらって申し訳ないなと思っているし、逆に点を取られた試合をひっくり返して、また、次の試合を抑えてもらう活力にしてもらう。『これだけ点を取られたら、うちはひっくり返せないわ』っていうふうに先発に思ってもらわないようにぼくらはやらなきゃいけないなっていうのが出てくるので」

「ピッチャーががんばる中でもぎ取る1点っていうのは、どのチームも目指しているところなんですけど、それを上回れるように、そこの1点を取るっていう、一番、打席が回ってくる可能性が今、高い打順にいるので、これをいかに回数を増やして、人数をかけてやっていけるかなっていうふうに思うので、そこを狙ってがんばりたいなと思います」

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石田充 アナウンサー
いろんなことを考えて打席に入っているんですね。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
ぼくは考えたことがないことを(秋山選手は)いっぱい考えていました。

青山高治 キャスター
言語化することが大事なんですね、秋山選手にとって。

天谷宗一郎 さん
やっぱり自分というものをしっかりと持っていますよね。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)