広島市の 松井一実 市長が、広島県内では初めて全国市長会の会長に就任し、「競争よりも協調」という言葉を用い、意欲を語りました。

東京で12日開かれた全国市長会通常総会で会長に選ばれた広島市の松井一実市長。地方分権改革について「国と自治体の役割分担を再定義し、直面する諸課題を主体的に解決できる仕組みの構築を目指す」などとあいさつしました。

松井新会長
「地方においては競争よりも協調、これを重視する政策へと発想転換する必要があるのではないか」

会見では広島市の政策が国に評価された経験も踏まえ、このように述べました。

松井新会長
「地域ごとにいろんな政策を練って、それを国が評価してくれて、そこに財源を手当てしてというのをみんなで味わってみたいと思います」

全国市長会には792の市と東京23区が加入していて、会長の任期は2年です。