臭いだけでなく分泌物にふれると皮膚炎の危険も…

カメムシですが、5月から始まった県の調査では、県の島しょ部の方で例年より増加が見られているということです。
まだ調査は始まったばかりですが、「ことしにかけて冬を越すカメムシの量」が過去10年で2番目に多かったということもあり、今後の増加も予測されています。
さらに知っておきたいのが、カメムシが体から出して、においの原因となる分泌物です。

広島市にある古谷皮ふ科クリニックの 古谷喜義 院長によりますと、この分泌物には、有害な「アルデヒド類」が含まれていて、直接皮膚にふれると「かぶれ」を起こす可能性があるといいます。
かゆみや痛みが出た場合は、皮膚科の受診してみたほうがいいかもしれません。
また、肌に色がついてしまう場合もあり、こちらは1~2週間で自然に消えるということです。
服の中に入ってしまうと、直接触れる危険性が高くなるので、この時期から洗濯物の取り入れの時など注意が必要だということです。