く5回、アドゥワの後を受けた2番手の 塹江敦哉 が左打者3人を三者凡退できっちり片付け、仕事を果たします。

そのウラ、1アウト・2塁・1塁から打席には前の試合で猛打賞と調子を上げてきた 坂倉将吾 。甘く入った変化球を見逃さず、走者一掃の2点タイムリーツーベース。DeNAを突き放します。

リードを広げたカープは、逃げ切り体制に突入。6回にはランナーを背負った状態でマウンドに上がった 益田武尚 が満塁のピンチを迎えますが、空振り三振を奪って踏ん張り、無失点でリレー。

7回には4点差がありながらも 矢崎拓也 、8回は 島内颯太郎 と勝ちパターンを投入。最後は 栗林良吏 が締めてゲームセット。継投で逃げ切ったカープ、ホームで連勝を飾りました。(広島 5-1 DeNA)
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小宅世人 アナウンサー
2シーズンぶり勝利投手に輝いた塹江投手ですが、ここまで16試合中、チームトップタイの8試合で投げています。ビハインドの場面だったり、同点の場面、リードしている場面といろんな場面でマウンドに上がるわけじゃないですか。必然的にゲームの中で何度もブルペンで準備をしなきゃいけない機会が発生するんです。わたし、話を聞いてきたんですが、塹江投手、「準備してくれ」って声がかかってからブルペンで何球投げて肩をつくると思いますか? 本人に話を聞いたんですが、実は3球から4球ぐらいだと。

青山高治 キャスター
できるんですか?
小宅世人 アナウンサー
マウンドに上がったら5球の投球練習があるんですね。1試合の中で2回・3回と準備をする機会があるので、10球以上投げてしまうと登板するまでに20球以上投げてしまうことになるので、なるべく少なめ少なめで抑えた上で登板するようにしているということでした。
青山高治 キャスター
それだけ投げる気満々というか、肩の作り方から違うわけですね。
小宅世人 アナウンサー
そうなんです。ここまで16試合中、チームトップタイの8試合を投げているということで、ここから1シーズン、元気に投げ抜いてほしいなと思います。
(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)