平和活動を続けている広島県内の2つの団体が「国際交流奨励賞」を受賞し5日、表彰式が行われました。
「ヒロシマ平和創造基金」が「国際交流奨励賞」として表彰したのは、「NPO法人広島写真保存活用の会」と「広島平和ミュージカル実行委員会」です。

歴史を記録する写真の掘り起こしとデジタル保存に取り組む「NPO法人広島写真保存活用の会」は去年8月、広島市で戦前の暮らしから復興までをたどる特別展を開催しました。
NPO法人広島写真保存活用の会 松浦康高 代表
「東京でやってほしいとたくさん聞かれたので、できたら東京でやってみたいと思う」

「広島平和ミュージカル実行委員会」が広島市での上演に尽力したのはハワイのこどもたちが創作した佐々木禎子さんの物語です。ミュージカルは当初、2020年の上演予定でしたが、コロナ禍で去年9月、3年越しの実現となりました。
広島平和ミュージカル実行委員会 黒瀬真一郎 委員長
「ハワイと広島の交流がさらに広がればいいと願っている」

ヒロシマ平和創造基金の岡畠鉄也 理事長は、「国際情勢が混迷する中、草の根の交流と協調がより必要になる」と活動を評価しました。