県内のダムの貯水率が低下している状況を受け、県企業局は、現在、取水を停止している本島中部の水源からの取水を今月9日以降、再開させる見通しです。

県内では、去年9月からの少雨傾向でダムの貯水率が低下していて、県などが管理する県内11のダムの貯水率は、今月5日時点で、51.8%と平年値を25.8ポイント下回っています。
現状のままでは、今月10日ごろにダムの貯水率が50%を下回る見込みであることから、県企業局は2月5日に開いた渇水対策本部会議で、貯水率50%を目安に本島中部の水源からの取水を再開させる方針を決めました。

嘉手納井戸群やうるま市の天願川を含む本島中部の水源は、現在、有機フッ素化合物「PFAS」への対策で取水を停止していて、県企業局は、関係自治体などに説明したうえで、今月9日以降の取水再開を正式に決定することにしています。