県内で先月の1か月間で発生した特殊詐欺被害の総額が、およそ8800万円となり過去最悪のペースとなっていることが分かりました。
県警によりますと、ことしに入り先月末の時点で県内では10件の特殊詐欺事件が発生し、その被害総額はおよそ8800万円に上ります。
10件のうち5件は、うその投資アプリを使用するなどした金融商品詐欺で、1件あたりの被害額が大きいのが特徴です。
一方、去年1年間の特殊詐欺被害の認知件数はおととしの3倍を超える48件で、過去5年間で最多となりました。被害総額はおよそ2億円に上ります。
警察は「特殊詐欺の手口は多様化、巧妙化している。お金を振り込む際には決してひとりで判断せず周りに相談してほしい」と呼びかけています。