能登半島地震の被災者を対象に、短期の避難者を受け入れる沖縄県の支援事業が始まり、26日夜、1人目の避難者が那覇空港に到着しました。
沖縄県では、30日以内の短期の避難者について交通費や宿泊費などを補助する受け入れ支援を行っていて、26日夜、沖縄県出身で、現在は石川県珠洲市に家族で暮らす宮崎志今さんが那覇空港に到着しました。

宮崎志今さん(34)
「暖かい空気に触れて、着いたんだと思ってほっとしています」
「本当に悲惨な状況なんですけども、避難所でみんなで支え合って生活しているので、なんとかやっています」
珠洲市の自宅が損壊し避難所で生活していた宮崎さんは、到着後、安堵した様子をみせながらも「このまま石川で生活するか実家がある沖縄に家族で移住するか悩んでいる」と胸の内を明かしました。

短期の避難者について、沖縄県は約300人の受け入れ態勢を整えていて、25日までに14世帯32人から申し込みがあったということです。