アメリカ軍普天間飛行場の移設に伴う新基地建設に翻弄される名護市の辺野古の浜で、建設に反対する人たちが新年初めの集会を開き、埋め立て工事の中止を訴えました。


初日の出を前に、辺野古の浜には、新基地建設に反対する市民などおよそ250人が集まりました。

沖縄の言葉で仕事始めを意味する「初興し(ハチウクシー)」。日の出とともにカヌーに乗り込んだ人たちが海に漕ぎだし、埋め立て工事が進むキャンプシュワブ沿岸に向けて新基地建設阻止の思いを新たにしました。


【ヘリ基地反対協議会 仲村善幸共同代表】「いろんな地域で、あるいは、いろんな人たちが自主的・主体的に声を上げていく事が一番大切だと思います。」


国の代執行による設計変更申請の承認を受け、今月中旬にも大浦湾側での工事再開が予想される中、集まった人たちは、きょうを1年の出発点にして建設阻止を訴えていこうと思いを歌に込め、海に向けて祈りを捧げました。