判決を受けて玉城知事は20日に会見を開く予定でしたが、肺炎の一種である大葉性肺炎と診断されたため療養が必要だとして副知事を通してコメントを発表し「民意という真の公益を汲んだ判決がなされるべき」などと訴えました。

池田副知事(玉城知事コメント代読)
「裁判所は判決の付言において、沖縄の『歴史的経緯等を背景とした本件埋め立て事業に対する沖縄県民の心情もまた十分に理解できる』とし、『国と沖縄県とが相互理解に向けて対話を重ねることを通じて抜本的解決の図られることが強く望まれている』としております。そうであるならば、代執行の要件の判断において、この点を反映し、地方分権改革の趣旨や地方自治の本旨、多くの沖縄県民の民意という真の公益を汲んだ判決がなされるべきではなかったでしょうか」

今後の対応について池田副知事は、「知事と連絡を取りながら方向性も含めて検討する」としています。

また12月20日に肺炎の一種である大葉性肺炎と診断された玉城知事は、知事公舎で今月26日まで療養を続けながら、リモートで事務調整など公務を行うとしています。