那覇市が所有する土地の権利をめぐり、市議会で便宜を図る見返りの賄賂を受け取ったとして、市議会の久高前議長ら5人が6日に起訴された事件。詳しく罪状についてみていきます。
起訴状では、久高被告に渡った賄賂の「趣旨」を次のように説明しています。

市議会の議長として、議会が設置する特別委員会いわゆる「百条委員会」による調査や市議会議員に質問させるよう、市議に働きかけることを期待した賄賂だったとされています。
百条委員会は自治体の事務について疑惑があった場合に事実関係を調査するために議会が設置するものです。
証人の出頭や記録の提出などを求める、強い権限があります。

久高被告自身、去年の都市建設常任委員会で百条委員会設置を求め「百条委員会で嘘をついたら懲役刑になる」などと述べて市側を追及していました。
今後の裁判での真相究明が待たれます。