琉球コラソン 東江太輝主将
「僕も(沖縄に)帰ってきて4シーズン目ですか結果を求めてやらないといけないところで、ましてや監督が親父っていうところで、いつもとは違うプレッシャーを感じているっていうのはあります」

琉球コラソン 東江正作監督
「非常にやりがいというものはあります、そのやりがいを喜びに変えるのか、悔しさになるのかっていうところが、今年が恐らく勝負の年になるんじゃないかと思っています」

親子鷹で挑む、琉球コラソン、東江正作新監督とキャプテンの東江太輝選手。先月、新体制の発表会見で、父はこう語りました。

琉球コラソン 東江正作監督
「全力でプレーするというのは当たり前のことで、そこからプラスアルファをどれだけ出していけるのか、やっぱり形態的に不利なチームですから、“運動量と激しい闘志”を前面に出して60分間フルなファイトをする」

アンダー世代の日本代表監督などを歴任してきた正作監督

Q太輝さんやることいっぱい?
「やばいです」
Q攻撃も守備も?
「去年よりはハードワークしています、ハハ」

石川出選手
「ハンドボールをしっかり教えてくれますし、去年より選手の自主性というかそういうところを引き出そうというか、そういうところを大切にしているので、頑張ります、ベテラン」

攻守で昨シーズンの主力が抜けたコラソン

東江正作監督
「パワーがある選手がいるわけではない、でも一人一人が1+1が2ではなく4にも5にもなるように、一つの力をつなぎ合わせていってディフェンスが薄いところを突破していく」

成長期待の若手:佐藤草太や髙橋友朗らの力も引き出しながら空いた穴を埋める急ピッチの作業。中でもカギになるのは、キャプテン東江太輝です。

東江正作監督
「フィニッシャーでもあるんですがプレーメイカーとしてのゲームの組み立て、プラス今年は、センターバックのディフェンスまでやるので、多分大変だと思いますよ。ディフェンスも中心、オフェンスも中心ということで」

東江太輝主将
「やらないといけないっていうのがいつも以上に強いですね。今まで以上に1対1に重きを置いているので、そこの強さを試合では出していきたいと思います」
「(父は)最初は楽しそうにやっていたんですけど、試合が近づくにつれて緊張感を持っているのかなと思います。開幕戦で少しでも肩の荷を下ろしてあげられるような試合が出来たらと思います」

親子で分け合うプレッシャーそしてもう1人、分け合える存在が…

東江太輝主将
「熱い人はいますよ、コーチに、選手みたいなコーチ、コーチみたいな選手ですかね、うるさいです、あ、これ使わないでください(笑)いい意味でですよ」

選手兼コーチとして、13年振りに復帰したチーム創設者の田場裕也(46)。熱い指導で若手を引っ張っていました。

東江正作監督
「大枠でこういう攻めをやってくれというのはチームでやっている、細かいところはもう(田場コーチが)」

選手としては攻撃の1ポイント起用が予想される田場。どんなプレーを見せるのか、こちらにも注目です。

親子で挑む特別な戦いが幕を開ける今シーズン。ことし4月に日本代表のキャプテンを務める弟・雄斗との兄弟対談で2人はこう語りました。

東江太輝主将
「実は僕は監督と子どもって立場で試合したことないんですよ。僕が中学生の時はアンダー世代の代表監督で、僕のいる中学校を指揮できなかったので」

弟・東江雄斗選手(日本代表主将)
「だから後悔はずっとあったと思います、親父的にも、兄貴の指導ができなかったじゃないけど、俺が見ていればってどこかで思っている部分はあると思うので」

東江正作監督
Q中学時代に太輝さんが指導できなかったのことが親父は後悔しているんじゃないかと?それはありますよね雄斗はJOCで監督と選手でやってましたけど、太輝のときはできなかったので、それは不公平だなと親としては。彼の思いっていうのを、やってやるんだって気持ちを最大限に引き出して、みんなが乗っていくチームになればいいのかなと」

弟・東江雄斗選手
「初めてですからね、めちゃめちゃ楽しみな部分はありますけど。ライバルチームとしてはものを言わせず叩きたいと思います」

東江太輝主将
「来年の3月にプレーオフ、せっかく親子でやっているので、弟のいるジークスター東京と戦えるぐらいのレベルに行きたいと思います」

兄弟そして親子対決にも注目が集まる今シーズン家族で磨いてきたハンドボールで、沖縄を沸かせます。