那覇市が所有する土地の帰属問題をめぐり、那覇市議会の久高友弘前議長が賄賂を受け取ったとされる贈収賄事件で、警察が18日に那覇市議会議員1人から任意で事情を聴いていたことが分かりました。

任意で事情聴取されたのは那覇市議会の与党議員です。

関係者によりますと、久高容疑者はおととし11月ごろ、この市議会議員と面会した際、「お礼はするから」と述べ、土地問題で市側を追及する議会質問を求めたほか、翌年の2月ごろにも「間違いなく地主が勝つ。3か月で決まる」と話し、再び質問を依頼したということです。

この議員は「裁判をすればいい」と依頼を断ったとしていて、実際に議会でこの問題を質問していません。

警察は、久高容疑者が賄賂の見返りに質問を依頼したのかなど慎重に調べているとみられます。