那覇市議会の久高友弘前議長が、議長在任中、那覇市が所有する土地の売買の取りまとめを期待した男性から、議長室で現金合わせて5000万円を受け取ったなどとされる問題で、警察は久高前議長を15日にも収賄容疑で逮捕する方針を固めました。

捜査関係者によりますと、15日に特別捜査本部を立ち上げ、久高前議長を収賄の疑いで逮捕状を取ったということです。

また、久高前議長に現金を渡したことを認めていた不動産コンサルタントの男性や、那覇市の土地の所有権を主張する人物の後見人の女性など複数人も、贈収賄に関わったとみて立件する方針だということです。

久高前議長はこのほかにも、実態のない人件費などを計上し不正に政務活動費を受け取った詐欺の疑いで先月、家宅捜索を受けていて、警察はこの詐欺の疑いについても捜査を続けているとしています。