自衛隊は10日からアメリカ軍も参加する大規模な統合演習を実施しています。

これを受け県は9日、県民生活への影響を最小限とすることなどを沖縄防衛局に要請しました。

自衛隊の大規模演習は統合運用能力の維持・向上を目的に行われるもので、陸・海・空の自衛隊からおよそ3万800人が参加するほか、一部の訓練にはアメリカ軍からおよそ1万200人が参加します。

演習は沖縄を含む全国の自衛隊施設などで展開される予定で、このうち民間施設の中城湾港では人員180人の輸送と車両およそ60台の陸揚げが行われるほか、那覇市では陸上自衛隊の機動戦闘車「MCV」が自衛隊施設間の移動のため数十メートルの公道を横断することが予定されています。

これを受け県は9日、沖縄防衛局に対し、県民生活などへの影響を最小限とすることや必要な情報を関係自治体に提供することなどを口頭で要請しました。

自衛隊の大規模演習は今月20日まで実施されます。