アメリカ軍北部訓練場跡地で多くの廃棄物が見つかる現状を知ってもらおうと、現地に放置された空砲などを展示するパネル展が、浦添市のギャラリーで始まりました。
このパネル展は世界自然遺産に登録された北部訓練場の跡地で、軍が捨てたとみられる廃棄物が大量に見つかる現状を知ってもらおうと、現地で調査・回収を行う中村之菊さんが企画したものです。
県外の人に沖縄の被害を伝えるため、これまで大阪や東京でパネル展を開いてきましたが県内での展示は今回が初めてです。
会場には、アメリカ軍のものとみられる照明弾や野営時に使う調理器具など返還地に放置されていた廃棄物が展示されています。
来館者
「ただ拾うだけじゃなくて、大々的に、発表するみたいなのはとってもいいことなんだろうなと思います」
県外から仕事で来沖
「すごく大きな歴史的な告発ですよね」「今多くの人達がここを見なくちゃいけないし、実物を見ないといけないし、と思いましたね」

このパネル展は今月20日まで浦添市の平敷兼七ギャラリーで開催されていて、19日午後5時からは中村さんのトークイベントが予定されています。