宮古島市内で開催された祭り会場で、中学生に酒が販売されていたことが分かりました。複数のグループが集団で飲酒しており、酒を飲んだ生徒の数は10人以上に上るということです。

宮古島市教育委員会によりますと、今月21日と22日に開催された祭り会場で、「飲酒していた生徒がいた」との情報が学校側に寄せられ、生徒たちへの聞き取りで飲酒の事実が確認されたということです。

会場内では数人のグループ単位で飲酒しており、缶チューハイを手に歩きまわるなどしていたということです。

祭りでは複数の業者が酒を販売しており、中学生に酒を売った業者は特定されていません。

宮古島市教育委員会は27日に会見を開き、その場で注意や通報がなかったこと、さらに複数の校区にわたる生徒が、公然と飲酒していた事実を深刻に受け止めているとした上で、社会全体で未成年の飲酒防止を徹底するよう呼びかけました。

酒を販売した業者を特定するため、警察は関係者から話しを聞くなどして調べを進めています。