今年でプロ18年目、北谷生まれの総合格闘家、曹竜也(そう たつや)。

総合格闘家 曹竜也さん
「父が中国と日本のハーフで、母がアメリカと日本のハーフだからダブルクォーターみたいな感じで、父の名字を取って珍しい「曹」という名字なんです、でも生まれも育ちも沖縄で北谷です。」

総合格闘技団体の1つ、パンクラスを主戦場に、同じく県出身の砂辺光久ら強豪とともにしのぎを削る選手で沖縄を拠点に戦っています。来月2日には、沖縄で2度目の開催となる格闘技イベント、RIZINへの出場も決まっておりハードな日々を送ります。

総合格闘家 曹竜也さん
「今回勝ったら。この階級で一気にトップに立てるので、それくらいの相手です。」

そんな総合格闘家の曹選手には、もう一つの顔があります。

4年前に地元北谷町でかき氷の店をオープン。以前は会社に勤めながら格闘家をしていましたが「自分の道場を開きたい」と30歳を目前に退職。資金集めのため試合をこなしつつ出稼ぎをしていた時に出会ったのがかき氷でした。

今では子どもから大人まで、幅広い世代に愛されています。

総合格闘家 曹竜也さん
「僕が格闘家だと知って来る人はほとんどいなくて、来てみて喋ったら「格闘技やっているの?」「RIZIN出るの?」と驚かれる方が圧倒的に多い。ちょっと寂しいんですけど。18年プロでやっているんですけど。」

それでも、来てくれるお客さんとの会話に「格闘技」という言葉が増えたのも事実で、手応えを感じながら楽しくできていると話します。

営業終了後。戦いのスイッチが入ります。

総合格闘家 曹竜也さん
「練習前にアップがてらというのもあるし、体重を落とすのに一番効果的なので、(雨は)結構気にしていないですね。いつも人が多いので、少ないほうがリラックスできたりするので。」

お店に戻ると夕飯の支度。試合に向け減量中なので、独特のメニューです。 減量期は、特に食のありがたみを感じるそうです。

総合格闘家 曹竜也さん
「キャベツにじゃがいも、人参そのまま。ふかしてあるやつ。きのこも。面倒くさいのと、一本まるごとかじるのが好きで。減量期が本当全ての食べ物に感謝なので、普通の時に食べたらなんとも思わないが、マジ人参超美味しいんすよ!」

そして曹選手は夢だった自分の道場を宜野湾市普天間に開きました。

Q.自分の強みは?
「とにかく動く。スタミナ。技術が高いのは自信ではないので、動いて動いて色んなところを仕掛けるのが勝負なので、そこですね。相手を混乱させる。あばらが弱くて、いつも軽く殴ってもらって、刺激するっていう。」

Q.スパーリングの前にやる?
「スパーリングの前にやる。もうちょっと強く…。」

格闘技をはじめて18年。「挑戦」することをやめない曹のスタイルは、「好き」を突き詰める人生でもあります。

「本当に最高ですよ。自分の好きなことだけやってやる人生というのは厳しいと思っていたが、格闘技は好きだからずっと続けて、途中で出会ったかき氷も好きだからって追い求めていっていたらこういう形になって、いま一番楽しい、人生で。見守ってほしいです。「絶対勝って!」というのはわかるが、わかっているけど、見守りながら全力尽くすから、温かく応援してほしい。」

心は熱く頭は冷静に、キャリア終盤で巡ってきたアリーナでの大舞台に向け、さらなる磨きをかけます。