沖縄電力は6月分の電気料金が従来に比べて標準的な家庭でおよそ2.7パーセント安い料金になると発表しました。

沖縄電力は燃料価格の高騰を受け、法的に料金設定などが制限されている「規制料金」について、値上げを政府に申請し先月認可されました。

これにより、標準的な家庭では33.3%値上げされ、国と県の支援を加味すると実際の値上げ率は2.1%となる見通しでした。

しかし、石油や液化天然ガスなどの価格が下落に転じたため、6月使用分の電気料金は実質的におよそ2.7%の値下げとなります。

一方で、燃料価格は今後再び値上がりする可能性があり、また、国と県の支援は9月使用分までの時限措置となっていることから、電気料金の先行きは不透明な状況です。