中学、高校、一般と各カテゴリーで個人・団体と全国優勝を収めるなど、沖縄のお家芸となっている『なぎなた』。女子選手の競技というイメージが強いこの競技で、存在感を示す“男子選手”がいます。

瀬長拓夢選手「女子には絶対負けないって気持ちがあったので、自分の中で火が付くところはあります」

知念高校2年、瀬長拓夢(せなが ひろむ)。3月に行われた全国高校選抜の男子個人・試合で日本一に輝きました。

瀬長拓夢選手「優勝する気でずっと練習していたので。いろんな人に見られていることを自分の力にして、どんなに研究しても勝てない相手になろうと思います」

去年まで男子部員は拓夢くん一人だった知念高校。新年度、初心者の男子部員が2人入部しました。

森田康聖(1年)選手「体験入部したときに拓夢先輩が男子一人だったんですけど、すごくかっこいいなと思ったので自分もやってみたいと思って入りました」

瀬長拓夢選手「自分がたくさん成績を残して、沖縄県でなぎなたをやる男子が増えてくれたらなと思います」

男子の競技人口が多いとは言えない、なぎなた競技を5歳から始めた拓夢くん。それは必然の流れでした。

瀬長拓夢選手「お母さんやお姉ちゃんやおばあちゃんがやっていて、小さい頃からなぎなたの練習についていったりしていたので」