きょうは気温が高い予報だったけど、なんか肌寒い、予報が間違っていたのでは?と思ったことはありませんか。私たちが暑い、寒いと感じるのは『体感温度』と言われるもので、これは気温だけでなく、様々な気象状況が関係しています。

体感温度には①気温 ②湿度 ③風 ④日照 の4つが大きく関係しています。①気温と④日照は比較的わかりやすく、気温が低いと寒く日照(日差し)が届かないと寒く感じられます。

少し難しいのが②湿度と③風です。風は強いと寒く、一般的に1メートル強まると体感温度は1℃下がると言われてます。

そして湿度も関係していて、湿度は高いと暖かく感じ、目安として湿度が10%高くなると体感温度は1℃上がると言われています。では、きょう(8日)の沖縄の体感温度は一体何℃くらいだったのか、ざっくり計算してみました。

8日の那覇は、気温は22℃、風は4メートル、湿度は70%くらいだったので
22-4+2=20℃前後だったのではないかと思われます。日差しも届いたのでもう少し高かったかもしれません。

冬は西高東低の気圧配置となり、シベリア高気圧が東シナ海付近まで張り出しから、東シナ海から沖縄付近にかけて強い季節風が吹くため、冬の沖縄は風が強い日が多くなっています。

気温のみを確認して服装を決めると『思ったよりも寒い!』といったことになりえるため、朝晩は羽織れるものを持つほか、気温以外の気象状況も確認して体感温度を把握してみてはいかがでしょうか。