「落水」は想定していたが…

死亡した武石知華さんが乗っていた「平和丸」

元船長によると、「船長訓練」という、船を操縦する技能講習は定期的に行われていました。しかし、「船の転覆」の想定はありませんでした。

――訓練では何を想定していた?

「エンジントラブルだったり、ガス欠だったり」「落水者の訓練っていうのはやるんですよ。船舶免許を取る時にやるんですけど、船自身の転覆っていうのは想定してなかったと思います」

事故の一報を受けるまで、高校生を乗船させていたことを知る反対協のメンバーは少なかったという元船長。事故原因の究明のためにできることは全て協力するとしつつ、平和運動や平和学習自体にまで影響が及んでいることには、悔しさを口にしました。

元船長の女性

元船長:
「これにかこつけて平和運動、平和教育自体が叩かれていたり」「どうにかならないのかなという悔しい気持ちもあります」

事故とは異なる文脈で、なぜ人々が海に出て声を上げ続けてきたのかという歴史的背景や、沖縄が抱える基地問題について、学んでほしいと話しました。