「施設にいたときはお小遣い制だったが、退所後はもちろん自分でお金の管理をする。料理の勉強のためにレストランで食事をしても、浪費はできない。苦労した」
専門学校卒業後、那覇市内のホテルの中華レストランに就職。社会人生活をスタートさせた。社員食堂を利用し、食費が膨らまないよう工夫した。
「悩みごとを一人で抱え込んでしまう性格」という伊禮さんだが、何かあったときは、職場の先輩がよく相談に乗ってくれた。調理師になるという夢を叶え、退所した施設の子どもたちに料理を振る舞うこともできた。
「施設にいた当時、卒園しても夢や希望がないというような子どもたちもいたので、私がコックコートを着て、仕事をしている姿を見せたかった」











