沖縄県金武町の養鶏場で大量死したニワトリが高病原性の鳥インフルエンザに感染していた疑いが強まっている問題で、沖縄県はこの養鶏場のニワトリ約3万羽を殺処分しています。

金武町の養鶏場で、大量死したニワトリから検出された鳥インフルエンザウイルスは県が実施した遺伝子検査の結果、致死率の高い高病原性ウイルスである疑いが強まりました。そのため、県はこの養鶏場で飼育していたニワトリおよそ3万羽全てを17日中に殺処分します。

ニワトリが大量死した養鶏場から半径10キロ圏内は「搬出制限区域」として、ニワトリや卵などの出荷が制限されていますが、区域内にある他の養鶏農家で異常のあるニワトリは確認されていなく、これらの養鶏農家について県と国が協議した結果、適切な防疫措置をした上で区域外への出荷が許可されました。

また、県と環境省は養鶏場から半径10キロ圏内を「野鳥監視重点区域」に指定して野鳥の監視を続けると共に死んだ野鳥を見つけた場合は、県や役場に連絡するよう呼びかけています。