国内初!環境DNA調査による生息確認の手法を確立
ミステリークレイフィッシュの定着が報告された後、沖縄奄美自然環境事務所には、「これもミステリークレイフィッシュではないか?」といった通報が相次ぎました。そこで事務所が取り組んだのが、「環境DNA」を調べる調査です。
環境DNA調査はまず、生物の生息が予測される場所の水を採取します。そして、そこに含まれる生物のフンや抜け殻などの細胞からDNAを抽出するのです。こうした環境中の証拠と調べたい生物のDNAと比較することで、その生物がそこに生息しているかどうかを判断できるというわけです。
ミステリークレイフィッシュの場合は、国内で広範囲に生息するアメリカザリガニなどとの違いを明確に判別できるかがカギとなっていましたが、今年9月に天久ちゅらまち公園で行われた調査によって、ミステリークレイフィッシュのDNAが問題なく判別できることが確認されました。
環境DNA調査を使ったミステリークレイフィッシュの調査手法が確立されたのは日本で初めてです。








