教える側だったのが、いつしか娘に追い抜かれていた、そう語る進さんは笑顔でした。挑戦者としては敗北宣言、しかし親としての喜びが表れていました。何より、学びのプロセスを通して、キヨラさんには技術以上の大きな変化があったと進さんは目を細めます。
父・進さん:
「彼女は、分からないものを大人に聞けるようになった。大学生たちにも『ここ、分からないんだよね』と教えを乞うことができない、ということがなくなった」
共に学ぶ仲間であり、ライバルでもある父の存在。「小さなAIラボ」は知識だけでなく、彼女の心を成長させる場所でもあったと振り返りました。
“起業し戦う武器”を手にした15歳。夢は…
GCIを修了し、課題解決力という強力な “武器” を手に入れたキヨラさん。彼女が見据えるのは、学びのきっかけとなった沖縄の海の研究です。
「AIを使って海洋データの研究をしていきたいと思っています。今、地球温暖化によって沖縄にいた魚たちが、北海道とか北に行っていますよね。なぜか、をデータから調べたい」
すでに具体的な一歩も踏み出しています。現在は、沖縄高専が主催する「美ら海から学ぶ未来のリーダー養成塾」に参加。故郷の課題解決へ、中学3年生の夢は、早速動き始めています。
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<取材メモ>
ハイレベルで壮大な学びに取り組む上原さん親子ですが、その関心は沖縄の交通渋滞をデータで解決に導けないかといった、身近な課題にも向いています。「データサイエンス」はまさにどんな分野にも “使える武器” なのだと感じます。頼もしく思うと同時に、キヨラさんの学びに並走する、進さんの探求心にも圧倒されました。AI時代の学び、家族の絆の新しいカタチを見た思いです。
東大院の「GCI」は学生無料。次期開講は4月ですが、「一年の計は元旦にあり」。今のうちから学びの計画を立ててみてはいかがでしょうか。








