「非核三原則」の削除検討―若泉氏の遺志に反する日本の現在
沖縄返還当時、秘密裏に結ばれた「核持ち込み」の密約は、その存在が黙殺され、検証されないままです。
そして現在政府は、非核三原則の「持ち込ませず」の削除を検討しています。そうしたなかで若泉氏の遺書が沖縄に贈られたことには大きな意味があると、具志堅さんは語ります。
具志堅勝也氏:
今回の遺書の寄贈は、沖縄のことを考えてくれる人がいたんだ、自裁まで決意したんだ、という情緒的なもので終わらせちゃいけない。
彼が一番願ってた方向とは違う方向に、今本当に非核とは真逆の方向に日本が行ってるような気がして。本当にそれでいいんですか、と呼び掛けたい。
沖縄返還時から変わらない日米関係の現在地をどう考えるのか。
若泉氏の遺書は沖縄から全国へ問いかけています。








