中東情勢を受けて原油の安定調達に懸念が生じるなか、政府は19日の日米首脳会談で、アメリカ側にアラスカ産の原油の調達を要請する方向で調整に入りました。

日本は原油の9割以上を中東からの輸入に頼っていますが、イラン情勢を受けてホルムズ海峡が事実上封鎖され、安定した原油の調達が難しくなっています。

関係者によりますと、政府は19日に予定されている高市総理とトランプ大統領の日米首脳会談で、アメリカ側に対しアラスカ州で生産された原油の調達を要請する方向で調整が進められているということです。

アラスカは中東と比べて日本までの輸送にかかる日数が短いうえ、調達先を多角化することで、安定した原油の供給につなげたい考えです。一方で、アラスカ州の石油は主にアメリカ国内で消費されていて、輸出に向けた増産が可能なのか不透明なほか、中東の原油との質の違いや生産コストなどに課題もあるということです。