
観覧に訪れた市民
「すごーい!めっちゃカッコイイ!」
Q:台湾の軍事的なピリピリした感じもあると思うがその辺は分けて考える?
「そこは考えてないです。楽しみにして観てます」

航空自衛隊宮古島分屯基地司令 高木寿宗2等空佐
「まずは飛んでくれてよかったというふうに思ってます」
宮古島分屯基地の高木司令は50年を迎えた基地に対する地元の理解に感謝を示す、展示飛行の意義を強調したうえで、民間空港の軍事利用拡大に繋がるとの声に対しては、そうした懸念を否定しました。

航空自衛隊宮古島分屯基地司令 高木寿宗2等空佐
「平和の祭典のオリンピックで飛んでいるものですし、そういうところは考えていませんでした」
一方、国際情勢に詳しい専門家は今回の展示飛行について、周辺国からみれば単なる展示飛行ではなく示威行動に映ると苦言を提します。

「自衛隊のプレゼンスを正当化するためにブルーインパルスっていう発想になっただろうけど、こういう辺境地で、敵に一番近いところで槍を向けることが果たして日本の国防にとっていいのか悪いかってことをぜひ防衛省で考えてほしい」

孫2人と一緒に展示飛行を見た男性は、自衛隊の活動に反対ではないと話した一方で
「観衆はいっぱいいたけど、やっぱり戦争兵器だねという話もした。いずれ有事の際には、今みたいにみて喜んでる場合じゃないよという話になると思うんだ」と、不安も口にしました。

自衛隊への親近感・信頼を醸成する役割を持つブルーインパルス。
その活動が地域の安定に与える影響は冷静に捉える必要がありそうです。