9日午後、那覇市の中学校で外壁の塗装工事を行っていた男性作業員が足場から転落して死亡した事故で、男性はおよそ13メートルの高さの足場にいて、シートで覆われていない部分から落下したことが新たに分かりました。

死亡したのは、那覇市首里の会社代表、謝花守さん(51)です。警察や消防によりますと、9日午後1時40分ごろ、那覇市の安岡中学校の塗装工事現場で、「作業員が足場から転落した」と、一緒に作業していた人から消防に通報がありました。

謝花さんは心肺停止の状態で病院に運ばれましたが、間もなく死亡が確認されました。

謝花さんは建物の3階付近の足場で作業していましたが、バランスを崩して校舎の中庭に転落したということです。転落した部分には、足場の周囲を覆うシートがありませんでした。警察が当時の状況や事故の原因を詳しく調べています。