那覇市が所有する土地の権利をめぐる贈収賄事件で、2023年12月、収賄の罪で起訴された那覇市議会の元議長、久高友弘被告(77)の初公判が24日、那覇地裁で開かれ、被告は起訴内容を認めました。
この事件は、市が所有する土地の権利をめぐって、久高被告のほか4人が、贈収賄の罪で起訴されたものです。
起訴状によりますと、久高被告は、百条委員会での調査や他の議員への働きかけなど、市議会で便宜を図る見返りに、市議会議長室で2020年12月に現金500万円を翌2021年2月に他の被告と共謀の上、現金4500万円を受け取った収賄の罪に問われています。
24日の初公判で、久高被告は「正しいと思う」と述べ、起訴内容を認めました。
この事件をめぐっては、死亡した1人を除く3人の裁判が始まっていて、そのうち1人の判決が確定。2人は現在も那覇地裁で審理が続けられています。