八重山出身のひめゆり学徒が残した手記や証言を、地元の中学・高校生などとRBCアナウンサーが共に朗読する催しが、石垣市で開かれました。

朗読会には、RBCアナウンサーによるワークショップを受講した8人が参加しました。

参加者は、八重山出身のひめゆり学徒などが残した手記や証言を生々しく、また思いを込めて読み上げました。

▼朗読する女子生徒
「私はどうなっているの?手はどうなっているの?足はどうなっているんだろう。足はあるの?意識ははっきりしていますが、全身ですからどこが痛いのか分からなかったんじゃないかと思います」



▼朗読を聞いたひめゆり学徒の娘
「あらためて戦火の様子を朗読で感じ取ることができた。こんな機会を設けて、石垣の子どもたちにもっともっと聞かせてあげたい」

▼参加した中学1年生
「朗読は今までしたことがなかったんですけど、朗読をすることでその時どういう気持ちだったのか、どういう場だったのかを深く考えられることが、とてもいいと思いました」

この日は戦争を生き残り、現在は石垣市に住む川平カツさん(97)も家族とともに来場し、朗読に聞き入っていました。