宮古島市で簡易郵便局の運営を受託していた30代の男性が局の金庫から現金を横領したとして、日本郵便沖縄支社から契約を解除されていたことが分かりました。

沖縄支社によりますと、この男性は2022年の12月から先月にかけて24回にわたり、金庫に保管されていた現金を繰り返し横領したということです。横領された総額は717万円に上ります。

先月行われた定期点検の際、郵便局の資金が7万円足りないことに沖縄支社の社員が気付き、防犯カメラを調べたところ、一連の横領行為が写っていたということです。

金庫の鍵はこの男性が管理していて、横領しては給与から金庫に戻すことを繰り返していたとみられています。「パチスロや飲み代に使った」と話していて、被害金は全額回収されているということです。

沖縄支社は「信用を第一とする会社としてお詫び申し上げます」としたうえで、「今後適切な再発防止策を講じる」などとコメントしています。また今後は被害届を出すことも視野に宮古島署に対応を相談しているということです。