公明党の斉藤鉄夫代表が自民党との連立政権からの離脱を表明したことを受け、沖縄県の玉城デニー知事は10日、「大きな歴史的な転換になるだろう」と述べ、今後の動きを注視していく考えを示した。
玉城知事(10日午後)
「公明党さんがこのままもう(自民党との)話し合いに応じないということであれば、20数年間連立を組んでいた関係が “いよいよ” ということになりますので、それは大きな歴史的な転換になるだろうと思います」
玉城知事はこのように述べ、公明党の連立離脱の県内への影響について今後の動きを注視していく考えを示した。
自公連立の解消が県内で予定されている来年(2026年)の名護市長選挙や県知事選挙などにおいて、「オール沖縄」の追い風になるか問われたのに対しては、「そこまで判断するにはまだ状況を注視しないといけない」と述べるにとどめた。
近年の県内の大型選挙では2014年の県知事選挙以降、「オール沖縄」対「自公」の構図が続いてきたが、今回の自公連立 “解消” が今後、どのような影響を及ぼすのか注目される。