ビーチやプールが多くの人でにぎわうこの時期、水難事故も後を絶ちません。この状況に歯止めをかけるための最新技術が先月、県内のプールで初めて導入されました。溺れた人を即座に、そして正確に検知するシステムとはー。
水は透明でも 沈んだ人は見えなくなる

溺れて沈んだ人を発見することの難しさを伝える実験映像があります。水深1.3メートルのプールの底に人形を沈めた実験では、水中からであれば5メートル先からでも沈んだ人形が見えますが、水中から出ると、目視では確認できないことがわかります。(実験の画像は画像リンクでご確認ください)

▼水難学会・斎藤秀俊理事
「水と空気の間にある屈折現象で、水中のものが見えづらくなるんです。水面も、光が反射してきらきら輝いてしまいますので、それも相まって水中のものが見えにくくなります」