沖縄の北部地区医師会が経営する「北部看護学校」が、名桜大学の付属校として公立化する見通しであることが分かりました。

北部看護学校は、北部地区医師会病院の看護師不足解消を目指して、1993年に開校しました。この20年で北部地域で働く看護師を400人あまり送り出してきましたが、少子化の影響もあり2024年度から定員割れとなっています。

北部地区医師会は北部市町村会や名桜大学などと協議の結果、専門学校のまま「名桜大学付属北部看護学校」として公立化する方針を固め、来年4月の開校を目指して文部科学省に認可の申請を行いました。申請の結果は今年10月頃に判明します。

名桜大学(名護市)

名桜大学にはすでに看護学科がありますが、医師会の担当者によりますと、社会人を経験したのちに看護師を目指す学生の受け皿となるよう、資格取得に専念できる専門学校のままの公立化を目指したということです。

※これまでの卒業人数に関する内容に誤りがあり、記事を一部訂正しました。(8月19日)