今年3月、沖縄本島内の小学校で、女子児童にわいせつな行為をした罪に問われている30代の元小学校教諭の男の裁判が24日に那覇地裁で開かれ、懲役2年6か月の実刑判決が言い渡されました。
この裁判は、元小学校教諭の男がイベント準備を理由に女子児童を教室に残し、服を脱がせて体を触るなどしたとして不同意わいせつの罪に問われているものです。
これまでの裁判で検察側は、元教諭の立場を利用した悪質な犯行であるとして懲役3年6か月を求刑。
弁護側は、被告に反省の色が見られるとして執行猶予付きの判決を求めていました。
この日の判決で、田邊将高裁判官は「信頼を悪用した卑劣な犯行」であり、女子児童は将来さらに精神的苦痛を受けることが懸念されるとして、懲役2年6か月の実刑判決を言い渡しました。
弁護側は、控訴について被告と相談して決めたいとしています。