米軍嘉手納弾薬庫地区の敷地内で不発弾が爆発した事故で、陸上自衛隊が事故の原因について信管の有無を確認する作業中に加わった衝撃によるものなどと特定し、10日に公表することが分かりました。
この事故は先月9日、読谷村の米軍嘉手納弾薬庫地区にある県管理の不発弾保管庫の前で、米国製75ミリ対戦車りゅう弾が爆発し自衛隊員4人がけがをしたもので、陸上自衛隊第15旅団が事故調査委員会を設置しけがをした隊員に話を聞くなどして調査を進めていました。
関係者によりますと今回の事故は隊員が不発弾を外注での処分、または爆破処理するかを判断するため信管の有無を確認する作業をしていたところ、不発弾に衝撃が伝わったことが原因と特定したということです。
今後、信管の有無が外見から判断しにくい場合は外注での処分はせず爆破処理することを再発防止策の1つとして検討していて、陸上自衛隊はこうした内容を10日に公表する方針です。