今月20日に投開票される参議院選挙について、JNNは6日までの2日間、情勢調査を実施しました。5人が立候補している沖縄選挙区では高良さんと奥間さんが激しく競り合う展開となっています。

公示後初めて迎えた週末の候補者の動きと合わせてお伝えします。

JNNは6日までの2日間、携帯電話を使ったインターネット調査を実施しました。

その結果に取材を加味して序盤の情勢を分析したところ、沖縄選挙区では高良さんと奥間さんが激しく競り合っています。

高良さんは推薦を受ける立憲や共産、社民支持層の7割近くをまとめるほか、れいわ支持層のおよそ4割からも支持を得ています。

奥間さんは公認を受ける自民支持層の5割近く、推薦を受ける公明支持層の5割あまりから支持を受けています。

和田さんは、参政党支持者の票をほぼ固めているものの厳しい戦い、真喜志さんと比嘉さんは浸透せず、独自の戦いとなっています。

ただ、調査時点で半数近くの人がまだ投票先を決めていないと答えていて、今後、情勢は変わる可能性があります。

公示後初めて迎えた週末、各候補とも本島各地を回って票の掘り起こしに奔走しました。

▼奥間亮 候補
「私は社会福祉士という専門職として、専門性をもって参議院からすぐにみなさまのお役に立てる」

おととい、豊見城市から遊説をスタートさせた奥間さん。それぞれの地域で市長や町長が応援に駆けつけ、自治体との連携をアピールしました。

▼奥間亮 候補
「反応は良かったんじゃないかなと思います。皆さん手を振ってくれたり、話しかけてくれたり、ありがたかったです。(那覇市議時代に)国政選挙もずっと自分もそばで見てきたので、イメージ通りの部分もあったしたくさん声をかけていただいたなという好感触もありました」

八重瀬町で開いた総決起大会を皮切りに本島南部を回った高良さん。

▼高良沙哉 候補
「憲法の研究者から行動する実践者へ。憲法の理念をしっかりと生かして、私たちの暮らし、平和、そして平等をしっかりと勝ち取っていく」

現職の高良鉄美さんと共に遊説し、後継候補として議席維持を訴えたほか、午後からは玉城知事も応援に入り、高良さんへの支持を呼びかけました。

▼高良沙哉 候補
「手応え…ちょっと初めてのことなので、どういうのが手応えかはちょっとわからないんですけど。私の名前を知ってくださる方も増えてきているので、沿道から声をかけてくださったりとか、車から手を振ってくださったりとかそういう反応が多く見られるようになったなと思います」

衆議院で与党が少数となるなか行われる今回の参議院選挙。結果次第では政権交代の可能性もあり、激しい選挙戦が展開されています。

今月20日投開票される参議院選挙、県内各地で期日前投票も始まっています。

NEWSLinkでは今週から来週にかけてシリーズで候補者の横顔や選挙戦の争点などをお伝えしていきます。貴重な一票を投じる参考にしてもらえればと思います。ぜひご覧ください。