石破総理大臣は23日、沖縄全戦没者追悼式に参列した後、ひめゆりの塔を訪れ花を手向けました。現職の総理大臣として13年ぶりの訪問です。
今年は戦後80年の節目ですが、自民党議員がひめゆりの塔の展示内容について「歴史の書き換え」などと発言し、石破総理は玉城知事に議員の発言を謝罪していました。
23日午後、ひめゆりの塔を訪れた石破総理は普天間館長の案内を受けながら、約50分間、資料館などを視察しました。
▼ひめゆり平和祈念資料館 普天間朝佳 館長
「このあたりに西田さんが見たという展示があったんですと、私の方から説明しました。歴史の書き換えだとおっしゃっていたので、それは私達としては納得いきませんでしたと言ったら、(石破総理は)そうですよね、とはおっしゃっていました」
▼石破総理
「どうしてもこの場に来たかったというのは私の強い思いであります。不戦の誓いであり、そしてまたいかにして民間人、国民を守るという思い、それをもう一度新たにしたいということであります」
現職の総理大臣がひめゆりの塔を訪れるのは2012年民主党政権の野田総理以来で13年ぶりです。