戦争体験者の記憶や思いとどう向き合い、次の世代にどうつないでいくかを考えるトークイベントが那覇市で開かれました。
このトークイベントは沖縄タイムスなどが企画したもので、琉球大学の上間陽子教授や小説家の豊永浩平さん、漫画家の大白小蟹さんが登壇し、それぞれが沖縄戦と
どう向き合ってきたか語りました。

漫画家・大白小蟹さん
「歴史修正的な動きがあった時に、私たちの祖父母、私たちはその人が存在していたことを知っていて、その存在が消されるみたいな感じがするから、それに抗いたい」
小説家・豊永浩平さん
「語り手がいなくなっちゃうことは、80年前の沖縄戦を語りあえなくなることと同じなんだと気づいて」
「ここから先、ウチナーグチを描くとか、戦争を描くとなると、もっと苦労がいるんだろうな」

慰霊の日にあわせてタイムスビルでは22日まで様々な企画が展開されています。
「平和の礎」の刻銘者が掲載された紙面の展示では、紙面の表、裏をそれぞれつなぎ合わせ、沖縄の慰霊の日を象徴する風景が浮かび上がっていました。
