戦時中、乗っていた船が沈没して亡くなった県民を弔う「海鳴りの像」で、遺族らによる清掃が行われました。

那覇市若狭にある海鳴りの像は、攻撃を受けて沈没した船舶25隻に乗っていた1900人あまりがまつられています。

戦時遭難船舶遺族会のメンバーらおよそ20人が15日、母子像や犠牲者の刻銘板の汚れを洗い流しました。

遺族会・大城敬人会長代行
「(孫たちが)じいじの思いを引き継いで、この慰霊式を大切にして、遭難船舶の皆さんを弔うことを引き続き受け継いでいってくれたらなと」

孫の大城仁菜さん
「(来年は)ことしよりもっときれいにしたいです」

ことしは漁船やタンカーの船員らでつくる海員組合のメンバーが初めて参加し、遺族とともに汗を流していました。