今月23日の慰霊の日に沖縄全戦没者追悼式で「平和の詩」を朗読する小学6年生の城間一歩輝さんが会見し、詩に込めた平和への思いを語りました。

ことしの沖縄全戦没者追悼式で「平和の詩」を朗読するのは豊見城市立・伊良波小学校6年の城間一歩輝さんです。


937点の応募作品から選ばれた「おばあちゃんの歌」は、沖縄戦で負傷し戦後も心と体の傷を負った85歳の祖母の体験をもとに書いたものです。


戦争の記憶に苦しみながら祖母がつないでくれた命の大切さが表現されています。

▼豊見城市立・伊良波小学校6年 城間一歩輝さん「おばあちゃんは孫たちが私のように戦争で苦しんでほしくない、平和な世の中になってほしいという願いがあるので、その気持ちが一人でも多くの人に伝わるようにゆっくりと思いを込めて朗読したいです」


城間さんはこの詩を通して、戦後80年のいまも苦しんでいる祖母がいることや戦争のことをあまり知らない世代に対し、その悲惨さを伝えたいと意気込みを語りました。