1974年3月、那覇市の工事現場で沖縄戦当時の不発弾が爆発し、幼い子どもを含む4人の命が奪われた事故から51年がたち、3日、追悼集会が開かれた。
1974年3月2日、那覇市小禄にあった「聖マタイ幼稚園」の側の道路で、下水道の工事中に旧日本軍が沖縄戦当時に埋めた改造地雷が爆発し、3歳の子どもを含む4人が死亡、34人が重軽傷を負った。
のちに豊見城市に移転した同園では3日、「平和を祈る日」としてこの惨劇の記憶を継承する追悼集会を開き、園児や職員などおよそ100人が石碑の前で歌を捧げ犠牲者を偲んだ。
▼座安ゆかり 園長
「悲惨な事故があったということは、忘れてしまってはいけないと思っていますので、そのために毎年お祈りをしています」
同園の上原榮正理事長は「戦争はしてはいけない。みんなが平和の心を持ってほしいと思います」と園児らに語りかけた。
