那覇市内の認可外保育施設で生後3か月の乳児が死亡した問題で、那覇市は11日に園への立ち入り調査の結果を公表しました。


乳幼児突然死症候群の予防が不十分であったなどとしています。この問題はことし7月、那覇市内の認可外保育施設『緑のすず乃保育園』で生後3か月の乳児が心肺停止の状態となりその後、死亡したものです。

那覇市は10月11日に乳児が死亡した日に実施した立ち入り調査の結果を公表しました。


それによりますと園は当時、乳幼児突然死症候群の予防として、乳児の顔色や呼吸、あおむけに寝ているかなどを定期的に確認していなかったということです。
また那覇市によると乳児は死亡した当時、園長からの指示でうつ伏せの状態で寝かされていたということです。


園の設置者は8月に施設廃止の届け出をしていて、現在、園は運営されていませんが、那覇市は今後、設置者が新たに保育施設を開設した場合、他の自治体が認識できるよう、設置者に対し業務停止命令を出すことなどを検討していくとしています。